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Director's diary 院長ダイアリー
2023.03.22

歯を抜かない治療|東京の歯を抜かない歯医者

「歯を抜きたくない」
「できれば自分の歯を残したい」
歯に関する悩みは人それぞれであり、「単に痛みがなくなればいい」というわけではありません。

私たちは患者様が歯科治療に求める心の声を聴き、丁寧に寄り添いながら治療をしたいという想いを抱き、東京南青山の地に『ザ・デンティスト』を開業しました。

今回は、「歯を抜かない」をテーマに、具体的なメリットや治療に対する考え方をお伝えさせていただきます。

歯を抜かないメリット

自分の歯を残すことにはさまざまなメリットがあります。ここでは、いくつかのポイントに整理してご紹介します。

■人間の歯は想像以上に高性能

自分の歯や神経を残すということは、想像以上に大きな価値を持っています。
人間がもともと持っている歯は、形や感覚、硬さといったさまざまな点において非常に優れた性能に恵まれているのです。

技術の進歩によって、人工物でも高性能な素材は生まれてきていますが、まだまだ本物の歯のレベルには達していません。
噛み心地の良さや違和感の少なさ、話しやすさなどは、自分の歯だからこそ生み出せる授かりものと言えるでしょう。

■歯の寿命が延びる

人工物はいくら丈夫にできていても、永久に持つわけではありません。
治療が完了した瞬間から劣化が始まり、いずれは治療のやり直しになる時期が訪れます。

そのため、人生の中で何歳まで自分の歯を残しておけるかは、治療回数を減らすうえでも大きな意味があります。
歯を抜く年齢が遅ければ遅いほど、治療の負担などが少なくなるのです。

■健康かつ長生きにつながる

歯は全身にも影響を与える重要な器官です。
自分の歯を残しておくことが、長生きかつ健康で豊かな人生を送ることにつながるという調査結果も決して少なくありません。

たとえば、社会歯科の統計学においては、歯を多く残している人のほうが平均寿命は長いという結果が出ています。
また、日本歯科医師会の研究によれば、歯が多い人ほど認知症になりにくく、転倒リスクも小さいという結果が明らかにされています。

自分の歯で噛み、食べ物を美味しく味わえることは、それ自体が人生を豊かにしてくれる事実です。
そのうえで、健康や認知機能の維持にもつながるとされているように、健康な歯は人体にとってとても大きな財産となるのです。

歯を抜かずに済む可能性はある?抜歯に至る4つのパターン

自分の歯を残しておいたほうが良いという概念は、多くの歯科医が共通して持っている感覚と言えます。
しかし、実際の診療の現場では、歯を抜くという治療法が提案される場面もめずらしくありません。

ここでは、どのような経緯で抜歯に至るのか、考えられるパターンを4つに分けて見ていきましょう。

■担当医師の実力不足によるもの

一口に歯科医といっても、実力や知識量、経験などは千差万別です。
診療を担当した医師の技量が不十分である場合、歯を保存しながら治療するだけのスキルがなく、抜歯をせざるを得ないと判断されてしまうケースがあります。

この場合、より優れた技術がある歯科医なら歯を残せる可能性があるため、とても残念なケースと言えます。

■保険診療の限界によるもの

歯科治療の選択肢を保険の面から分類すると、「保険診療」と「自由診療(自費診療)」の2種類に分けることができます。
保険診療は健康保険が適用されるため、治療費が安く収まるのがメリットですが、適用される制限内の治療法以外を選ぶことができません。

そのため、選べる選択肢の中で歯を残す治療が不可能という診断になれば、抜歯をせざるを得なくなります。
この場合も、自由診療を行えば歯を残せる可能性があるため、長い目で見ればもったいないと感じられる面もあります。

■インプラント治療への移行を促すためのもの

歯科治療の現場では、インプラントに移行させたいドクターにより、抜歯を勧められるケースも少なくありません。
もちろん、後ほどご紹介するように抜歯が妥当なケースもありますが、担当医の力量や専門によって免れる可能性もあります。

たとえば、マイクロスコープ完備で歯内治療を専門とした歯科医が担当した場合、リペア処理のみで本来の歯を保存しながら治療できることもあるのです。

■医学上の限界によるもの

歯の状態によっては、残念ながらどのような方法をとったとしても抜歯は避けられないというケースもあります。
具体的には、次のようなパターンがあげられます。

・歯槽膿漏が起きている
・歯根(歯の根)が根の先まで完全に割れている
・むし歯が歯根まで侵食し、根を支えている骨が不安定になっている
・歯根の周りの骨が著しく残っていない
・歯を残すための治療をしても安定した予後を見込めない

これらは、いずれも患者様個人では判断が難しいものです。
そのため、信頼できる歯科医師の診察を受けたうえで判断することが大切となります。

当院の考えと治療法

当院では、前のブロックでもご紹介した抜歯に至るケースのうち、
「担当医師の実力不足によるもの」「保険診療の限界によるもの」あるいは「インプラントへ移行させるためのもの」を避けることに重きを置いています。

最後に、少しだけ当院の考えと治療方法についてお話しできればと思います。

■自由診療による幅広い選択肢

当院では、保険診療ではどうしても治療法に制限が生まれてしまうという観点から、“完全自由診療”の方針をとっています。自由診療だから実現できるメリットは、次のようなものがあります。

・最新の技術を取り入れられる
・歯科材料を幅広く選べる
・診療に時間がかけられる
・個別の事情に合わせてオーダーメイドに治療計画を立てられる

前述のように、保険診療なら歯を抜かなければならないという場合でも、自由診療なら自分の歯を残しながら治療できるというケースがあります。

抜歯や歯を削る処置は元に戻せないため、できる限り抜歯を避けるためのオプション治療があったほうが良いと当院では考えています。

さらに詳しい内容は以下の記事にも書かせていただいているので、ぜひご参考にしてみてください。

自費診療(自由診療)とは?歯医者で利用するメリット・デメリットを患者さま目線で解説

■自分の歯を残すための治療法

具体的な治療法は口腔内の状況によっても異なりますが、当院では自分の歯をはを残したいという患者様に対して、次のような治療法を提供しています。

・ストリークレーザーによる殺菌処置
・ドックベストセメント(むし歯菌を死滅させる塗り薬)
・クラウンレングス(歯茎の処置で健康な歯根を露出させて新たな土台にする方法)
・3Mix法(3種の薬剤でむし歯菌を無菌化する処置)
・ウィングロック(周囲の歯とつないで固定し、抜歯をしない治療)
・リグロス法(歯周組織の再生を促す治療)

■他院で抜歯を宣告された方にこそ相談に来てもらいたい

当院は他の歯医者で抜歯しなければならないと言われた方にこそ、相談に来てもらいたいと考えています。
たとえば、ひどい歯周病ですべての歯を抜歯する治療計画が立てられていたものの、セカンドオピニオンで当院に通院した結果、抜歯が数本のみで済んだというケースもあります。

自由診療の強みを活かし、完全個室でじっくりとカウンセリングを行うスタイルをとっているので、歯の悩みや疑問にも丁寧に向き合うことができます。

歯の治療に不安を感じている方や今一つ納得がいっていない方、歯を残せる可能性を探りたい方は、ぜひお気軽に『ザ・デンティスト南青山』までご相談ください。

院長:奥 桃太郎


当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。

※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。

Clean & Safe

院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。

ザ・デンティスト 南青山

〒107-0062 東京都港区南青山4-2-6 南青山426ビル 2F