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Director's diary 院長ダイアリー
2025.07.24

歯がボロボロで不安…ひどい虫歯の治療法を知って一緒に一歩を踏み出しましょう

ひどい虫歯に悩んでいる方にとって、初めて歯医者に行くときの緊張感はかなり大きなものでしょう。しかし、歯科医としては、やはりできるだけ早くご相談に来てもらいたいというのが素直な気持ちです。

一歩を踏み出すためにはさまざまなアプローチが考えられますが、「どんな治療法があるのかを知ってみる」のも効果的です。今回は、ひどい虫歯の治療法をさまざまなパターン別に詳しくご紹介します。

治療への不安を和らげる手助けになれば幸いです。

ひどい虫歯の基準とは?

一般的に、虫歯の進行は大きく5つのステップに分けて扱われます。

一般的にひどい虫歯というのは、上の図のC3やC4の状態を指します。

・C3:歯の神経にまで虫歯が達している状態。ひどい痛みがあることが多い

・C4:歯全体が虫歯菌に侵され、歯根だけが残った状態。神経はすでに死んでおり、歯根に膿がたまることも

「冷たいものや甘いものが染みるな」と感じ始めるのがC2で、そのまま放置すると、何もしていなくても痛むC3に進行しています。

当然ながら、早い段階で治療するほど完治に必要な期間は短く、費用も少なく済みます。

そのため、正論にはなってしまいますが、やはり「気になったらすぐに歯医者へ」相談することが大切です。

ひどい虫歯の治療にはどんな選択肢がある?フローで分かりやすく解説

ひどい虫歯の治療は、基本的に以下のような手順で判断していきます。

このように、C3、C4に該当するようなひどい虫歯であっても、歯を残せる可能性は十分にあります。

そのため、むやみに自己判断せず、できるだけ早く歯科医に相談してみることが大切です。

【パターン別】歯を残せない場合のひどい虫歯の治療法

ここからは、各パターンの具体的な治療法について見ていきましょう。

歯根を残せない場合の選択肢は、主に以下の3つです。

・インプラント 

・ブリッジ

・入れ歯

■インプラント

インプラントは、抜歯した部位に人工の歯を埋め込む方法です。
大きなメリットは、残っている周りの歯にダメージを与えない点にあります。

また、見た目もきれいに仕上がるので、目につきやすい前歯や犬歯などにも適しています。
ただ、保険適用ではなく自由診療の対象となるため、費用は数十万円程度と高くなるのがデメリットです。

当院の治療法:インプラント治療

■ブリッジ

ブリッジ

ブリッジは周囲の歯の一部を削り、抜歯した部分と周りの歯を橋渡しするように被せ物をかける方法です。
保険適用が可能なケースが多いため、費用は安くなるのがメリットです。

一方、健康な歯を削らなければならないため、口腔内全体の将来を考えれば、ややダメージが気になる手法とも言えます。
なお、当院の治療は保険適用外で「削らないブリッジ」というダメージの少ない方法を取り入れているのが特徴です。

当院の治療法:削らないブリッジ

■入れ歯治療

入れ歯治療は、抜歯した部分の前後を少し削り、取り外し式の入れ歯を着ける方法です。基本的には保険適用が可能なので、「経済的にインプラントが難しい方」「抜歯部位が多くブリッジを利用できない方」に適した方法と言えます。

ただし、毎日就寝前に外して掃除しなければならないなど、メンテナンスの手間がかかってしまうのが難点です。また、保険治療の入れ歯は金属のバネがあり、「見た目に影響してしまう」「異物感がある」といったデメリットもあります。

当院の入れ歯治療では、金属のバネを使わない「バルブラスト」という器具を用いるため、見た目もよく、異物感を覚えにくいのが特徴です。

当院の治療法:入れ歯治療

【パターン別】歯を残せる場合のひどい虫歯の治療法

続いて、歯を残せる場合の治療法について見ていきましょう。

■根管治療

根管治療

根管治療とは、歯を残すために根っこを丁寧に処理する治療法です。
まず、虫歯と虫歯に感染してしまった神経を取り除き、根管の内部を洗浄します。

続いて、空洞になった部分に防腐剤を詰め、土台を入れて補強します。その後に被せ物をして完了です。根管治療は精度によって歯の寿命が決まってしまうため、特に重要な治療となります。

一方で、治療には高度な技術と経験が求められ、歯科医によって予後が左右されてしまうのが課題です。
当院では、保険診療では認められていない「顕微鏡を使った高精度な治療」が行えるので、神経の取り残しを防ぎ、歯を残せる確率を飛躍的に高められる点を強みとしています。

当院の治療法:歯の根の根管治療

■生活歯髄(温存)療法

生活歯髄療法とは、歯の神経をできるだけ残して行う治療です。
神経を残すことができれば、歯の寿命も延ばしやすくなるため、今回ご紹介したなかではもっとも理想的な治療法と言えます。

しかし、フローでも触れたように「じっとしていても痛みがない」「過去に一度も痛んでいない」といった軽度の虫歯にしか適用できないのが特徴です。
歯科医としても、できるだけ生活歯髄療法を行いたいのが本心ではありますが、残念ながら、虫歯の進行度と照らし合わせて適用できないケースもあります。

歯の状態は専門家でなければ分からないことも多いので、やはりできるだけ早く診断してもらい、最適な治療方法を見つけていくのが望ましいです。

まとめ

今回ご紹介したように、当院はひどい虫歯に対する数多くの解決策をご用意しています。
患者様お1人おひとりの状況によって、適した治療法は変わってくるため、選択肢が多い点は重要なメリットと言えるでしょう。

また、こうした治療方法を整えている背景には、「ひどい虫歯を抱えている方にこそ寄り添いたい」という想いが前提にあります。
ですから、歯がボロボロでも決して「恥ずかしい」「怒られそう」と不安に思う必要はありません。

当院は治療前の丁寧なカウンセリングを大事にしているので、まずはご一緒にピッタリ合う治療法を探してみましょう。ひどい虫歯でお悩みの方は、『ザ・デンティスト南青山』までぜひご相談ください。

院長:奥 桃太郎


当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。

※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。

Clean & Safe

院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。

ザ・デンティスト 南青山

〒107-0062 東京都港区南青山4-2-6 南青山426ビル 2F

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