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Director's diary 院長ダイアリー
2023.07.20

審美歯科って何をするの?基本的なポイントと注意点をご紹介

歯科治療の1つに、見た目の美しさに焦点を当てた「審美歯科」があります。

審美歯科については、クリニックごとにさまざまな考え方が存在するため、まずはご自身の価値観を合う医院を見つけることが成功の第一歩といえるでしょう。

今回は、審美歯科の基本的なポイントや注意点、当院の考え方・こだわりなどをまとめてご紹介します。

審美歯科とは

審美歯科とは、簡単に言えば歯を白くして、綺麗な見た目を実現するための治療を指します。

以前のダイアリーに記載したとおり、患者さまのニーズはそれぞれ異なるため、審美歯科のゴールも人それぞれです。

そのため、基本的には患者さまの理想どおりに仕上げることが目的といえるでしょう。

しかし、噛み合わせなどの機能の確保、セラミック・ジルコニアの外れや割れのリスクなどを考えると、必ずしも理想のままに治療を進めるのがふさわしいとは限りません。

すべての患者さまに該当するわけではありませんが、噛み合わせが変化することもあり、慣れるまでは定期的な観察が必要なケースもあります。

特に、ひどいむし歯や歯周病などで咬合を消失している場合には、新たに上下の歯の関係を構築するので変化しやすくなります。

審美歯科では本来、こうした機能性の注意点も含めて総合的な治療を行うことが大切です。

また、顔貌や口唇、肌のトーンに合わせてどう美しく綺麗にするかも重要な観点であり、歯科医師の力量やセンスが問われるポイントとなります。

ここからは、審美歯科に対する当院の考えや、大事にしているポイントについて詳しくご紹介します。

形状について

歯の形状は、見た目に大きく関わる部分でもあるため、審美歯科で大事にされる患者さまも少なくありません。

たとえば、セラミック矯正においては、特定の有名人のようにしてほしいと要望されることもあるなど、ある種の流行も存在しています。

歯の形状についてのご要望があった場合、当院ではまず、それに似せた仮歯をつけて実際に何日か生活してもらうことにしています。

いきなり治療を進めてしまうのではなく、ワンクッション置くことによって、仕上がりの形状の細かな違和感や噛み合わせの問題などを発見できる時間を作るのです。

仮歯は取り外しができるため、ご要望に近づけるために少しずつ調整しながら、理想の形を追求できるのがメリットです。

こうして、噛み合わせなどの機能面にも十分に納得できるモデルケースを作りながら、最終的に補綴をSETすることにしています。

色(シェード)について

審美歯科においては、色合いの追求も重要となります

単に不自然なほどの白い歯を追求するのではなく、自然で清潔感のある色彩に仕上げることで、はじめて美しく綺麗な歯に見えるのです。

そのため、当院では顔貌や口唇の形、色、肌のトーンなどに合わせて、完全オーダーメイドで治療にあたっています。

白ベースにブルーを入れたり、切縁(前の歯の先端)を少しクリアに仕上げたりなど、細かな調整で審美性を追求します。

スマイルラインについて

「スマイルライン」とは、口角を上げて笑ったときに見える、「上の前歯の先端を結んだ線」のことです。

口元ではもっとも人目につく部分であり、全体の印象さえも大きく左右するポイントなので、セラミック矯正を行う醍醐味の1つと考えています。

実際のところ、治療の目的としてもスマイルラインの強調を望む患者さまが増えており、当院では機能性を損なわない点を意識したうえで、横顔の下唇に合わせた仕上がりをデザインすることに力を入れています。

歯間乳頭について

歯間乳頭とは、歯と歯の間の部分の歯肉のことです。

歯間乳頭を喪失したときにできる隙間を、歯科界では「ブラックトライアングル」といい、前歯部であれば審美性を著しく低下させる原因となります。

また、臼歯部の歯間乳頭が失われれば、隙間に食べ物が入り、不快感が起こりやすくなります。

この原因には、加齢や歯周病などのさまざまな問題が関係していますが、誤った歯磨き法や歯間ブラシによる不適切なセルフケアも影響します。

審美歯科で起こりがちな問題点

最後に、審美歯科で起こりがちな問題点をご紹介します。

審美歯科では、歯科医と患者さまがゴールまでの長い期間を一緒に歩んでいく必要があります。

1人ひとりに納得のいく治療を提供するには、どうしても時間がかかってしまうため、クリニックによっては次のような問題点が発生する場合があるのです。

・矯正器具やインプラントなどを作る技工士が立ち会えない
・個人の顔貌に合わせた形状や色をセットするのが難しい
・最終補綴がSETしてからのアフターケアが行われない
・担当医の退職により、引き継ぎがうまく行われない

■完全個室でのカウンセリング

当院では、こうした問題が起こらないように、患者さまお1人おひとりの理想を丁寧に汲み取ることを大事にしています。

その取り組みの一環として、“完全個室”での丁寧なカウンセリングがあげられます。

口腔内は普段あまり人に見せる部分ではないため、口を見られること自体に抵抗がある患者さまも決して少なくありません。

パーテーションなどの簡易的な区切りだけでは、周囲の目が気になり、ありのままに自分の悩みや要望を話せないと感じる方も多いでしょう。

そこで、当院では診療室を完全個室とし、安心して治療のご相談を受けられるように仕組みを整えています。

口腔内のお悩みや不安を抱えている方は、ぜひ『ザ・デンティスト南青山』までお気軽にご相談ください。

院長:奥 桃太郎


当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。

※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。

Clean & Safe

院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。

ザ・デンティスト 南青山

〒107-0062 東京都港区南青山4-2-6 南青山426ビル 2F