「今の治療法にどこか不安を感じてしまう」
「治療が長引いているのになかなか効果が見られない」
といった場合には、セカンドオピニオンの利用を検討してみるのも1つの方法です。
しかし、「何となく担当してくれている先生を疑っているようで踏み切れない‥」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、歯科治療でセカンドオピニオンを利用するメリットやデメリットとともに、具体的な活用方法もご紹介します。
セカンドオピニオンとは、診療を受けている担当医とは別に、異なる医療機関の先生に「第2の意見」を求める方法です。
もともとは医科でスタートした考え方ですが、近年では歯科でも利用されるケースが増えてきています。
セカンドオピニオンを利用する主なメリットは以下の4つです。
単に担当医を替えたり転院したりするのではなく、患者さんが納得のいく治療を受けられるように、まずは「異なる視点の意見をもらう」のが主な目的です。安心して治療に向き合えるのが、何よりも大きなメリットと言えます。
また、誤診を予防できることも大きな利点です。誤診の予防というと少し大げさな表現にあたるかもしれませんが、「よりふさわしい治療法がある」「患者さんの考えに合った方針が見つかる」といった可能性は高まります。
担当する先生が異なれば、治療の方針や方法にも違いが生まれるケースは少なくありません。
一方、セカンドオピニオンを利用する際には、以下のデメリットも理解しておくことが大切です。
セカンドオピニオンは保険適用外のため、診療費は原則として自己負担になります。そのため、利用する前には、具体的な金額をチェックしておくことが大切です。
また、新たな相談先との相性によっては、セカンドオピニオンが有効に働かないケースもあります。
特に問題がなければ、今診療をしてくれている主治医の先生に伝えておくと安心です。
先生によっては紹介状を書いてもらえたり、レントゲン写真をもらえたりすることもあるので、その後の手続きをスムーズに進めやすくなります。
直接言うのがどうしても気まずいという場合は、助手さんや衛生士さんに伝えてみるのもいいでしょう。
今までの治療経過を一番詳しく知っているのは主治医なので、正しい情報を新たな相談先に伝えるためにも、やはりきちんとセカンドオピニオンを利用するという事実を伝えておけると安心です。
セカンドオピニオンは、決して担当の先生との信頼関係を損なう仕組みではありません。
繰り返しにはなりますが、患者さん自身が納得できることが目的なので、不安がある場合はぜひ活用してみましょう。
最後に、セカンドオピニオンがどのような場合に役立つのか、いくつか具体的な事例をご紹介します。
■抜歯の必要性に疑問がある
歯を残したまま治療できるかどうかは、歯科治療においてとても重要なポイントとなります。もちろん、症状の進行度によっては抜歯しなければならないケースもありますが、セカンドオピニオンを受けることで、それ以外の選択肢が見つかる可能性もあります。
■根管治療が長引いている
根幹治療とは歯の神経を抜く治療のことであり、通常よりも細かな診療・治療が必要となるため、力量の差が生まれやすい面もあります。治療が長引いてしまっている場合には、セカンドオピニオンの活用も検討してみるといいでしょう。
■治療後も痛みがとれない
治療をしたのにもかかわらず、なかなか痛みがとれない場合には、まだ発見されていない痛みの原因が存在している可能性があります。セカンドオピニオンで異なる視点から診察を行った結果、本来の原因が明らかになるケースもあるでしょう。
■担当の先生がコロコロ変わっていて安心できない
治療方針の精度を高めるためには、先生とのコミュニケーションがとても重要です。担当医がコロコロ変わってしまう、あるいは今の先生に質問しにくいといった場合には、セカンドオピニオンを利用してみるのも有効です。
セカンドオピニオンは、患者さんがきちんと納得したうえで治療を受けるための重要な仕組みです。当院でも、今の治療に不安を感じている方に向けて、セカンドオピニオン外来を取り扱っています。
当院の外来では、じっくりと丁寧にコミュニケーションを図り、同意後に治療を進めていく方針をとっています。また、診療室は完全個室のため、リラックスして治療を受けられるのも特徴です。
セカンドオピニオンのご利用を検討されている方は、ぜひ『ザ・デンティスト南青山』までご相談ください。
院長:奥 桃太郎
当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。
※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。
院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。