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Director's diary 院長ダイアリー
2022.08.22

歯に白いシミができるのはなぜ?ホワイトスポットの原因と治療法

ホワイトスポットとは、歯の表面にできる白いシミや斑点のことです。

黒いむし歯と比べるとそれほど目立たないため、ハッキリとした原因が分からないまま、なんとなく経過を見ておこうと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、原因や今後の経過がわからないままでは、どうしても不安を感じてしまうものです。

今回はホワイトスポットの原因や治し方についてご紹介します。

ホワイトスポットの原因は何?

ホワイトスポットは、発生した原因によって2つの種類に分けることができます。

1.初期むし歯によるもの

むし歯の初期症状とは、歯の表面にあるエナメル質が溶けてしまったままの状態を指します。

歯のエナメル質からミネラルが溶け出してしまうことを「脱灰(だっかい)」と呼びますが、通常なら脱灰が起きても唾液によって自然に修復されていきます。

これは「再石灰化」と呼ばれ、歯の健康を保つうえでとても大切な機能です。
キシリトールガムの効果などで、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

しかし、何らかの理由で再石灰化がうまく行われないと、脱灰ばかりが一方的に進み、修復のペースを上回ってしまうケースがあります。

すると、歯の健康状態が次第に悪化していき、そのまま放置すると黒く穴のあいたむし歯へ進行してしまうのです。

脱灰が起きている部分は、細かな空洞によって光の屈折率や透過性が変わってしまうため、健康な歯よりも白く濁って映ります。

このように、ホワイトスポットの正体は、脱灰が起きた初期虫歯であるケースが多いです。

2.エナメル質形成不全によるもの

エナメル質形成不全とは、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで、うまく歯の石灰化が行われなかった状態を指します。

乳歯が生えている期間、永久歯は顎の骨の中で少しずつ石灰化しながら、大人の歯になる準備をしています。

このとき、乳歯がむし歯になってしまったり、栄養が不足してしまったりすると、石灰化が不十分なまま生え変わるケースがあるのです。

石灰化が間に合わなかった部分は、健全な歯と光の屈折率が変わるため、ホワイトスポットとして白く濁ったように見えます。

いずれにしても、エナメル質形成不全は歯の生え変わり時に起こる症状です。

そのため、大人のホワイトスポットの原因は、初期むし歯によるものと考えてまず問題ありません。

削る必要はない?ホワイトスポットの治し方

ホワイトスポットの対処法について、ここでは従来の方法と新しい治療方法に分けて見ていきましょう。

■従来の方法1:自然治癒を待つ

ホワイトスポットは進行したむし歯と違い、積極的な治療は必要ないケースがほとんどです。
もちろん、基本的には削る必要もありません。

初期むし歯の多くは、不十分な歯みがきに原因があるので、まずは正しい歯みがきと食生活の改善によって口腔状態の向上を目指します。

そのうえで、フッ素やカルシウムが入った歯みがき粉を使って再石灰化を手助けします。

■従来の方法2:歯の表面を削る

自然治癒を待つ方法では、むし歯の進行は食い止められますが、見た目の状態が改善されるケースはそれほど多くありません。
審美的な課題をクリアするためには、さらに他の治療法を実践する必要があります。

そこで、長らく用いられてきたのが、歯の表面を削ってプラスチックの詰め物をあてがう方法です。この方法は現在でも一般的な治療法となっていますが、以下のような気になるデメリットもあります。

・歯が持つ本来の力が弱まってしまう
・周囲の歯も削らなければいけないケースがある
・経年により変色が生じてしまう

まず、エナメル質を削った歯は途端に弱くなるため、歯を削ること自体にデメリットがあります。
また、治療箇所を目立たせないために周囲の歯も削る場合があるので、ダメージが広がりやすいのも難点です。

■新しい方法1:レーザー治療

レーザー治療とは、歯を削らずにレーザーを当てて治療する方法です。
プラズマレーザーはタンパク質に強く反応し、効果を発揮する性質があります。

ホワイトスポットは歯のタンパク質がうまく石灰化されなかったことによって生じるので、レーザー治療によって石灰化を起こし、目立ちにくくすることが可能です。
この方法であれば、歯の表面を削ることなく治療ができるのに加え、痛みや不快感もほとんどありません。

ただし、レーザーを用いた治療は保険適用外のため、費用の取り扱いについては注意が必要です。

■新しい方法2:オーラループ(ホワイトスポット用の薬剤)

生態組織の再生を促すポリリン酸を配合したペースト状の薬剤を使用する方法です。
マウスピースに塗布して、徐々に浸透させていくことで、ホワイトスポットが徐々に目立ちにくくなる効果があります。

そのため、当院でもホワイトスポット治療の初回に使用をおすすめしています。

レーザーによるホワイトスポット治療のQ&A

最後に、レーザーを使ったホワイトスポット治療について、よくある質問をご紹介します。

Q:レーザー治療のメリットは?

歯の表面を削らないため、歯へのダメージが少ないのが大きなメリットです。
また、プラスチックを詰める従来の方法とは違い、詰め物の劣化を気にする必要がないため、むし歯の再発リスクがほとんどないのも特徴です。

Q:レーザー治療の注意点やデメリットは?

一言で言えば、「治療してみないと効果がわからない」という点にあります。
なぜなら、レーザーでのホワイトスポット治療は、それぞれの歯質によって効果に個人差が出やすい処置だからです。

たとえば、1度目の治療で効果があったため、2回目の治療でさらなる効果を期待したところ、思ったような変化が得られなかったというケースもあります。
また、そうかと思うと、3回目にはしっかり効果が表れるといった場合もあります。

このように、効果の表れ方にはある程度の個人差があるので、疑問や不安を細かく確認できるよう、しっかりとコミュニケーションを図れる歯科医を選ぶことも重要なポイントです。

まとめ

当院では、レーザーとイオン導入を使用して、「削らず」「貼らず」にホワイトスポット を消す治療を行っています。
レーザーによる治療は、多少の時間がかかってしまう面もありますが、その分「効果の後戻りが少ない」「変色するリスクが少ない」のがメリットです。

当院では患者様とじっくりコミュニケーションを図り、ご希望や不安をていねいに汲み取りながら、同意後に治療を進めていく方針をとっています。

状況に併せて必要な治療期間の目安もご提案できるので、ホワイトスポットが気になる方はぜひ『ザ・デンティスト南青山』までご相談ください。

院長:奥 桃太郎


当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。

※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。

Clean & Safe

院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。

ザ・デンティスト 南青山

〒107-0062 東京都港区南青山4-2-6 南青山426ビル 2F

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