電動歯ブラシは便利な反面、必要以上に歯の表面を削ってしまったり、歯ぐきを傷つける可能性があったりと、マイナスイメージが気になってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、正しい使い方を意識すれば、電動歯ブラシは効率的に汚れを落とせる頼もしいアイテムでもあります。
今回は、電動歯ブラシのメリットや使用時の注意点をご紹介します。
電動歯ブラシには、大きく分けて4つの種類があります。
それぞれ異なる特徴を持っているので、まずは簡単に見ていきましょう。
内部のモーターで毛先を振動させるタイプで、もっとも広く普及しています。
ドラッグストアなどでも市販されており、安価で手に入れられるのがメリットです。
ブラシが円形になっており、高速回転しながら汚れを落とす仕組みです。
振動式と比べて、奥歯や歯の裏側にもアプローチしやすいのが特徴です。
その名のとおり、音の振動によって歯垢を落とす仕組みです。
200〜300Hzの音波振動によって高速の水流を生み出し、毛先が直接触れていない箇所も周囲2mm程度まで掃除できるのがメリットです。
音波式よりもさらに細かい2万Hz程度の超音波により、1分間あたり120万回以上もの高速振動を生み出して、プラークを歯からはがす仕組みです。
価格は比較的に高価ですが、電動歯ブラシの中では特に歯垢を除去する能力に優れています。
電動歯ブラシは、手みがきに比べて効率よく口腔内を掃除できるのが魅力です。特に音波式や超音波式のものは、手みがきでは届かないような場所も掃除することができます。
また、正しい角度で歯に当てさえすれば、力を加えなくても汚れを落としてくれるため、力の弱い子どもやご高齢の方でも使用できるのもメリットです。
電動歯ブラシのメリットを生かすには、正しい使い方を覚えることが大切です。
ここでは、電動歯ブラシを使ううえで意識しておきたいポイントをご紹介します。
使用時は決して力を込めず、歯の表面にブラシをそっと当てましょう。
このとき、均等に力が伝わるよう垂直に当てるのがコツです。
数秒ごとに毛先をスライドさせ、歯と歯ぐきの境目やかみ合わせ部分も忘れずに掃除しましょう。
慣れないうちは力加減が難しいため、力が入りすぎていると自動的に止まったり、ランプで知らせたりするタイプの製品を選ぶのも一つです。
電動歯ブラシにはパワーが強いものも多いため、研磨剤が含まれた歯みがき粉を使うと、歯の表面が削られてしまうこともあります。
さらに、高速で振動するため、歯みがき粉を使うと泡立ちがしやすく、掃除が不十分な状態でもみがけたと勘違いしてしまいやすい面もあります。
そのため、歯みがき粉は使わないか、泡立ちしないリキッドタイプやジェルタイプのものを選びましょう。
最後に、電動歯ブラシに関してよくある質問を回答と併せてご紹介します。
使い方にもよりますが、手みがきと比べて短い時間で済むのが特徴です。
手みがきは10分が目安とされるのに対し、電動歯ブラシを使えば2〜3分くらいで一通りはきれいになります。
ただし、歯間などの細かなお手入れは丁寧に行いましょう。
使い方や製品にもよりますが、ブラシヘッドは3ヶ月に1度の交換が目安とされていることが多いです。
ただ、使用後はきちんと汚れを落とし、風通しの良いところで保管するなどのメンテナンスを心がけましょう。
重要なのはサイズ選びです。
お口に対してブラシが大きすぎると、奥歯や歯の裏側にアプローチしにくくなり、強く押し当ててしまう原因にもなります。
そのため、なるべくコンパクトなタイプのものを選ぶようにしましょう。
また、不慣れな方は、押しつけすぎを防止してくれる機能がついた製品を選ぶのも有効です。
歯の悩みや口腔状態は千差万別です。
歯みがきの方法やコツも、厳密に言えば一人一人に合ったポイントを見つけるほうが効果的です。
当院では、治療にあたる前の「カウンセリング」を何よりも重要な時間と捉えています。
ご来院された患者さまのお悩みを丁寧に伺いながら、時間をかけて適切な解決方法を見つけていく方針をとっています。
口内でお悩みがある方は、ぜひ『ザ・デンティスト南青山』までご相談ください。
院長：奥 桃太郎
当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。
※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。
院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水（EPIOS ECO SYSTEM）を導入しています。
