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Director's diary 院長ダイアリー
2021.12.17

削らない虫歯治療について

場合によっては歯を削らずに治療が可能

場合によっては歯を削らずに治療

虫歯治療と聞いて、「歯を削る」「怖い」「痛い」というイメージをお持ちの方は多くいらっしゃると思います。
しかし、場合によっては歯を削らずに治療が可能になるので、最新の削らない虫歯治療法について、詳しく解説していきたいと思います。

虫歯を早期発見できれば、削らなくて良い可能性が高い

実は虫歯というのは、進行度によってランク付けがされていて、早期発見ができ、初期のごく小さい虫歯であれば口内環境を整えることで、再生可能なのです。

(1)初期虫歯はフッ素塗布
フッ素には、虫歯の原因菌の働きを弱め、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進し、歯の表面を強化して虫歯になりにくくする働きがあります。特に、乳歯や生えたばかりの永久歯の場合は、フッ素を取り込みやすく効果的です。

(2)セルフケアの徹底
虫歯は「虫歯菌」と虫歯菌がさんを作り出すための栄養となる「糖」によって引き起こされます。毎日、丁寧に歯磨きを行い、フロスや歯間ブラシを使用して、磨き残しの少ない口腔内にしていきましょう。

(3)定期的な歯のクリーニング
定期的なクリーニングは虫歯の予防には必要不可欠です。健康な状態だと思っていたのに、いざ検診してみると初期状態の虫歯だったということも多いので、忘れずに定期的に歯医者に通院しましょう。

どうしても削らないといけない虫歯って

虫歯が大きく、歯のエナメル質を溶かしてしまし、象牙質と呼ばれる組成にまで進行している場合は、歯を削らなくてはなりません。
削らずに放置しておくと、虫歯が歯の神経にまで達してしまっていると、歯の神経を取る治療が必要になることもあります。また、虫歯によって歯に大きく穴が空いていたり、掛けてしまっていたしている場合は欠損箇所を削る治療が必要になります。
このような状態になる前の早期発見、もしくはなるべく歯を削らない治療を施したいですよね。

最新の削らない治療法

最新の治療法には象牙質まで進行した虫歯であっても、歯を削らずに治療ができるのです。
薬で溶かして除去する方法や薬によって虫歯菌を殺菌する方法があります。
ですが、こちらの治療、認知度が低くあまり知られていないのが現状です、、、
進化を続けているこちらの虫歯治療は、これからもっと広く行われる可能性が高いです!

(1)カリソルブ治療
カリソルブ治療とは、弱い濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液とアミノ酸などの溶液を混ぜた薬剤で、虫歯部分に塗布し、特殊な主要の器具で柔らかくなった虫歯部分を除去していく方法です。痛みが少なく、歯の神経を残せる可能性が高いのが大きな特徴です。
その一方で、カリソルブ治療は2007年に厚生労働省で認められた治療法のため、非常に新しく治療できる歯科医院が少ないことと自費診療のため保険診療に比べると費用が高額になってしまう治療でもあります。

歯を削る治療はあなたの歯の寿命が短くなる?

歯医者で治療する虫歯は約70%が二次虫歯と言って、虫歯治療に用いた詰め物や被せ物のすき間に虫歯菌が侵入し、歯が再度虫歯になってしまってからの治療となります。
この二次虫歯の治療を繰り返し行なってしまうと当然歯への負担も大きくなり、歯の寿命が短くなってしまうため、できるだけ歯を削らずに経過を見ていく処置が良いでしょう!

以上をまとめると虫歯は初期であれば、必ずしも削る必要はありません!最新の治療によって虫歯を削らずに治療することが可能なので、歯の将来を考えて、適切な治療を検討していくと良いかもしれません。
ただ、虫歯はならないことが一番です。日頃のセルフケアや食習慣の見直し、定期的なクリーニングのための通院など、虫歯予防に努めていきましょう!

院長:奥 桃太郎


当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。

※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。

Clean & Safe

院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。

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