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Director's diary 院長ダイアリー
2021.11.26

歯科医が伝えたい虫歯にならない為にすべき事

虫歯にならない為には

虫歯にならない為には

歯を失う代表とも言える虫歯。
しかし、虫歯は日ごろ心がけで予防する事が可能です。
では虫歯にならない為には、どういった事に気を付ければ良いのでしょうか。

虫歯の発症について

まず虫歯はどのようにして発症するかをお話します。
虫歯の原因は、ミュータンス菌と言われる虫歯菌によって作られる酸と、虫歯菌が棲みつくためのプラークです。
プラークコントロールという言葉を聞いたことがあるでしょう。
プラークとは、虫歯菌が食べかすの中に含まれる糖をエサにして作り出す細菌の塊です。
プラークはネバネバとした白っぽい物質で、主に歯と歯ぐきの境目に付着します。プラークは虫歯と歯周病どちらの原因となるた為、まずプラークを溜めないようにしなければいけません。

プラークに虫歯菌が棲みついて、そこから酸を放出します。
歯は酸に非常に弱く、歯の表面のミネラル分が溶けだしてしまいます。
この状態を「脱灰」と言い、ごく初期の虫歯です。
脱灰は修復が可能で、溶けだしたミネラルを唾液で補うことができます。
これを「再石灰化」と言い、飲食をするたびに脱灰と再石灰化を繰り返します。
しかし再石灰化が追い付かず、脱灰が続いてしまうとやがてエナメル質が溶け、穴が開いて虫歯へと進行してしまいます。

虫歯の予防はどうしたらよいのか

虫歯にならない為には「甘いものを食べない」「食後の歯磨きを欠かさず行う」とお考えの方も多いでしょう。
もちろん間違いではありませんが、それ以上に気を付けるべき点についてご紹介しましょう。

・お菓子や食事はきちんと時間を決めて、だらだら食べ続けない
・砂糖を摂取しすぎない
・しっかり噛んで唾液を出す
・起床後と就寝前の歯磨きを念入りに行う
・フッ素入り歯磨き剤を使う

チョコレートやケーキ、キャラメルなどを食べ過ぎると虫歯ができてしまうと思うかもしれませんが、虫歯を誘発する原因は、糖分です。
糖にはいくつかの種類がありますが、その中でも砂糖は虫歯になりやすい糖であり、砂糖をたくさん含んだ食べ物をたくさん食べると虫歯の原因になります。

また虫歯菌が酸を出すためのプラークは、食べかすの中に含まれる糖を栄養分として作り出し、そこから酸を放出して歯を溶かします。
わたしたちのお口の中は、飲食後は酸性になっており、歯の表面が少し溶けだした脱灰の状態です。脱灰によって溶けた状態を元に戻す再石灰化には少し時間がかかり、およそ30分かけ元の状態に戻すと言われています。
しかしいつまでもだらだらと食べ続けると、再石灰化するための時間がなく、ずっと酸性状態が続いて歯の表面が修復されません。再石灰化をさせるためには、食事や間食の時間と回数を決めて、だらだら食べ続けないことが大切です。
その再石灰化に必要なのが、唾液です。唾液はしっかり噛むことで分泌されて、溶けだしたミネラル分を補います。よく噛んで唾液を分泌させるように心がけましょう。
唾液には殺菌作用もあるため、虫歯菌の働きを抑制する働きも持っています。食後にキシリトールガムをしっかり噛むこともおすすめです。
そして歯磨きは虫歯予防の基本です。
毎食後行うことが理想的ですが、歯磨きのベストタイミングは、起床後と就寝前です。就寝中は唾液の分泌が減少するため細菌の活動が活発になります。
唾液が少ないうえに汚れが残っていると、虫歯菌が活動しやすい環境になってしまうので、寝る前にはしっかりと歯磨きをして細菌を減らしておくことが大切です。

また起床後は口腔内の細菌が最も多く、一日の中でいちばん不潔な状態です。
起床後にしっかりと歯磨きを行って細菌だらけのお口の中をキレイにしておきましょう。
その際に、フッ素入りの歯磨き粉を使って歯質を強くしておくこともお勧めです。

虫歯は予防できる病気です

虫歯は心がけ次第で予防できる病気です。
エナメル質まで進行してしまうと、歯を削る治療が必要になってしまいます。
歯はいちど削ると二度と元に戻ることはありません。
虫歯は歯を失う大きな原因になるため、日常からしっかりと予防をして歯の健康を守りましょう。

無駄に歯を削りたくない、口内でお悩みがある方ご気軽にお問い合わせください!

院長:奥 桃太郎


当院では、保険適用外の治療のみを行っています。 あらかじめご承知おきください。

※初診の際は、ご予約の時間より少し早めにご来院ください。

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院内感染防止について細心の注意をはらっております。
安心して治療を受けていただくために治療機器の滅菌処理はもちろんのこと、院内全体に除菌水(EPIOS ECO SYSTEM)を導入しています。

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